手元にあったのでつい読み返しているうちに抜けられなくなる。やっぱ、ものすごく面白えー! 相手の技の弱点を突いて論理的に勝つのではなく、相手よりすごいハッタリをかました技を持ち出して決着をつけてく強引なノリが良いですわ。普通ならバカらしくてしらけるところを、有無を言わせぬパワーで押し切る黄金期のジャンプ漫画の勢いがたまらない。
ジャンプコミックス版単行本9巻の驚邏大四凶殺の対影慶戦では、愾麈流恟透翼(透明ブーメラン)による見えない攻撃を血を吹きかけることで見破った月光が、13巻の天兆五輪大武會の唹凜葡繻十六闘神の拳兜稜卒との闘いでは生来盲目だったと明かされる、あの有名な謎(笑)を確認。当時は男塾をジャンプ本誌でしか読んでなかったので、ちゃんとした確認はこれが初めて。
さらに、3年前の喊烈武道大会の謎を発見。これは9巻で解説された、影慶が開会式で五十人ばかりを倒し潰してしまった(?)ように読み取れる大会。しかし13巻では大豪院邪鬼と唹凜葡繻十六闘神主神の聖紆塵がその決勝で引き分けたことになっている。どっちだー。「喊烈武道大会」でググッてみるとこれも有名な話だったようでわりとヒットしました。ここの84-85とか読むと、これにはちゃんと説明をつけられるそうです。邪鬼と死天王との未だ語られぬ裏エピソードに思いを巡らせるのも一興。