盲目の時計職人

盲目の時計職人

盲目の時計職人

 「ブラインド・ウォッチメイカー」の改題新装版。複雑な自然界にそれをデザインした時計職人にあたるものが存在するとしたら、それは神や奇跡ではなく自然淘汰である、そしてこのいわば「盲目の時計職人」は、しばしば考えられているような単なる偶然ではないのだ……というダーウィン主義の書。

 「凹村戦争」に挟まってたチラシで改題を知りました。前のタイトルがすごくカッコ良いと思ってたので非常に残念。というか、未読なんですが。……読むの遅いの、本当にどうにかしたいな。

 それにしてもリチャード・ドーキンスはカッコ良いタイトルつけるのがハインラインのように上手いなあ。「悪魔に仕える牧師」とか。そちらの元ネタは、ダーウィンが進化論という無神論的な説を提唱した自分は、信心深い社会には悪魔に仕える牧師のように映るだろうと言ったことだとか。