週刊少年ジャンプ

 「ONE PIECE」。成田良悟HP(11/11の日記)のフライング情報から凄いことが起こるって事を事前に知っていて期待してたんだけど、それでもすげービックリした! 以下ネタバレにつき反転。

 カリファぐらいはスパイかもしれないと思ってたけど、まさかカクとルッチもとは。ルッチが正体を明かす前に、ルッチのハトが飛んできて肩に止まるとことか、それまで喋らなかったルッチが普通に喋ってる上に「呆れて物も言えない」とか、見せ方が上手い。

 こうなるとカクが行ったメリー号の査定は、アイスバーグ暗殺の濡れ衣を着せたルフィたちにこの島から出て行かせないよう足止めするために前もってついておいたウソとも考えられますな。いまウソップの元に向かっている解体屋のフランキーが、査定を覆すかも? あと、バクバクの実の能力者のワポルが出てきて、フランキーとメリー号を食べて合体させサイボーグ船メリー号にしたりすると、ロボっ子好きとしてはたまらない展開なのですがッ! 今週号で、ルフィの新しい仲間にはパウリー説がかなり有力になったけど、フランキー説も捨てがたい。

 前までの話を読み直してみると、カクとルッチとカリファは内部からの突然の出現だし、アイスバーグに指示を受けたバウリーがどこかに向かったのを知っているのはカクとルッチ、仮面のブルーノは「名コックが食材の下準備を怠らないように」と酒場の店主らしい比喩を喋ってたりと、芸が細かい。アイスバーグがパウリーに内密の指示を出すときに、ルルがドアの前のカクたちにその話を聞かないようドアから離れようと提案したとことか、事情を知っていると面白いなー。
ONE PIECE 34 単行本34巻の表紙の意味も、また違ってくるね! ルフィVSカク、パウリーVSルッチの対決の構図。更に深読みすると……「ニー!! ニー!!(そう…潜伏する事など我々には造作もない任務)」 「まさか……ヤガラ、お前も!」 「チューチュー(しかし、あなたの思慮深さには呆れて物も言えない…!!!)」 「ティラノサウルス*1……お前まで政府の手先だったのか!!」 負けるな、アイスバーグさん。(^^;

 「銀魂」の会話がいつにも増してヒネリが効いてたり、市街地でのデビルバッツのアクションが面白かったり、砕蜂の衣装がエッチかったりと見所が多い。「NARUTO」と「武装錬金」が休みなのに大満足な号でした。

*1:アイスバーグの胸のポケットにいるネズミの名前