Under the Rose（2）春の讃歌

Under the Rose (2) 春の賛歌

ロウランド家に新しく雇われた家庭教師（ガヴァネス）・レイチェル。だが、ロウランド家の子供たちは何故か彼女に冷たい態度を取り……。表題作「春の賛歌」のほか「冬の物語」の完結篇を収録したシリアス・コミック。

　「シリアス・コミック」は、如何なものかーッ。(^^;　連載時に比べて描き換えたり背景を描き込んだりページ増やしたりと大幅に加筆しててお得感ありの第２巻。タイトルは明るくなっても相変わらずの鬱展開です。

　「冬の物語」に続いて、次男の話「春の賛歌」が開始。単行本についてた帯に「汝、姦淫するなかれ」とでっかくコピーが打たれてたり。本編中の、人の夫と不倫したホリィさんについて言われたセリフからとられた言葉なんですが、レイチェルさんもアーサーと不倫して、ロウランドの十二人兄弟のおかんになるのかねー。

　あと脇役のメイドや使用人の顔を覚えられるようになってきました。ひとりひとりにちゃんと設定がありそうな。今まで連載分を全部載せているので、来月のＷＥＢスピカからこの続きが読めます。

　あと描き下ろしでおまけ漫画「マーガレットさん」も収録。マーガレットさんの明日はどっちだー！？　今グレースのお腹にいるライナスとヴィンセントとの歳の差からいって、近々アーサーとくっつくはずなんだけど、そんなチャンスはまるで見えてこないデス。(^^;